今回、ビデオカードの入れ替えたことにより、やっとオーバークロックできるようになったので、改めてチャレンジしてみた。
主要パーツ
CPU: Intel Core i7-920 D-0ステッピング
M/B: Asus P6T
Mem: Patriot PSD36G1600KH
V/C: ATI Radeon HD 5870
SSD: Intel SSDSA2MH080G2R5
HDD: WESTERN DIGITAL WD1002FBYS
S/C: Creative Sound Blaster X-Fi Digital Audio
NIC: Intel PRO/1000 EXPI9300PT
電源: Seasonic M12D SS-750EM
ケース: ENERMAX CS-588PRO
オーバークロックの前提
i7-920はベースクロック133MHz、倍率20倍の2.66GHzが定格のクロック。
負荷が高い時はTurbo boostにより余裕のある範囲でオーバークロックされ、負荷が低い時はEISTにより下がる。
Turbo Boostの効果はi7-920の場合、2~4コアに負荷がかかってる時で倍率1段階、1コアだけに負荷がかかってる時は倍率2段階クロックが上がるらしいが、2.8GHzや2.93GHz程度ではまったく物足りないので、従来通りのベースクロックを引き上げることでオーバークロックする。
その際にBIOS設定で倍率を自動に設定していると、Turbo Boostが効いて想定以上のクロックになったりして面倒くさいので倍率は固定にする。i7-920とP6Tの組み合わせでは21倍まで選べる。
なお、EISTの設定は別にあるため、この状態でも4つのコアのどれにも負荷がかからない状況では倍率は12倍にまで下がる。
あと、920にはHTT(Hyper-threading Technology)も入ってますが、ゲーム用途には足かせになるのでオフ。
というわけで、倍率21倍固定・HTTオフ・EISTオンの設定でベースクロックを引き上げていき、安定しない時はCPUのコア電圧も上げ、そのクロックで問題なく動作する最低電圧を探ってみた。
安定性の確認方法
OSはWindows 7 64bit版を使いたいので、オーバークロックの探り段階から同OS上で確認。
ベースクロックと電圧を設定後、BIOSやWindowsの起動に失敗するだのは論外として、とりあえずログインできたらPrime95を4スレッドで動かして30分程度様子を見る。
エラーがなければPrime95を走らせつつ色んな作業を平行して行ったり、一晩じっくり走らせたりもした。
またTripcode Explorerで熱暴走しないかを見たり等々。しばらく使って、もう大丈夫というところを採用。
オーバークロック結果
とりあえず最初は4GHzから様子見。
- BIOS設定
Ai Overclock tuner: Manual
CPU Ratio setting: 21.0
Intel SpeedStep Tech: Enable
BCLK Frequency: 191
PCIE Frequency: 100
DRAM Frequency: DDR3-1149MHz
UCLK Frequency: 2298MHz
QPI Link Data Rate: 6893MT/s
DRAM Timing Control: 全てAuto設定
********************
CPU Voltage: 1.23750
CPU PLL Voltage: 1.80
QPI/DRAM Core Voltage: 1.200
IOH Voltage:1.10
IOH PCIE Voltage: 1.50
ICH Voltage:1.10
ICH PCIE Voltage: 1.50
DRAM Bus Voltage: 1.60
以下 Auto設定
- SuperPI計算時間
100万桁 10.452s
- 3DMARK VANTAGE
3DMARK SCORE: X8145
GPU SCORE: 7913
CPU SCORE: 18329
- 消費電力(ワットチェッカーの値)
idle時: 153w
SuperPI時: 177w
Prime95時: 268w
- CPU温度(CoreTemp64, tjmax 100℃)
idle時: 38℃前後
Prime95時: 60℃前後
発熱もTDP130wの割には、なんとなく穏やかな感じで、もう少し上が狙えそう。
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