2013年3月3日日曜日

flute wormhole JUH320V2

今回は職場のPCの話題。

職場では、外付けモニタを接続したノートPCと、デスクトップPCを1台使用している。
ノートPCでも、ちゃんとしたフルキーボードやマウスで使いたいが、机の上にキーボードやマウスを2つずつ並ぶのは嫌なので、CPU切り替え機を使用。

ただ、モニタは別々に1台ずつ接続してあるので、2台のPCで共有するのはキーボードとマウスのみ、といった環境だった。

ところが、最近になってあてがわれたCPU切り替え機は、どうも切り替えが不完全なのか、何度か切り替えを繰り返していると一方のPCでマウスが動かなくなってしまう。

いったんマウスのUSBケーブルを外して、付け直せばまた動くようになるが、忙しい時に起こるとストレス満点。

そもそもモニタを切り替える機能はいらないので、安価な別の切り替え機がないかと思ってたら、これを発見。



まずこの製品はモニタの共有機能はなしで、共有できるのはキーボードとマウスのみ。

私のケースだと、ここは無駄な機能が付いてなくて良い部分。

そして接続方法も変わっていて、キーボードやマウスはこの製品に接続するのではなく、2台のPCのどちらかに直接接続する。
そして、この製品から2本出ているUSBケーブルをそれぞれにPCに接続するだけ。

これはどういうことかというと、普通のCPU切り替え機だと、マウスやキーボードの接続先をスイッチで切り替える形だが、この製品の場合は片一方のPCに接続されたキーボードやマウスの動きを、もう一方のPCにもUSB経由で伝えてあげる感じ。

なので、キーボードやマウスが直接つながっているPC(ホストPC)がシャットダウンしてたり、再起動中だったりすると、その間はもう一方のPCの操作が不能になる。

こう書くと普通のCPU切り替え機方式の方が良いと思えるだろうが、この製品のすばらしいところはワームホールという機能。

普通のCPU切り替え機では、本体上の物理的なスイッチやキーボードショートカットで切り替えるが、この製品はマウスカーソルを画面の外に持って行くだけでシームレスにもう一台のPCの操作ができるようになる。

例えば、PC1のモニタが左側、PC2のモニタが右側あるような、2台のモニタが左右に並んでいる状態だとすると、PC1の操作をしている時にマウスカーソルをモニタの右端まで移動させると、PC2のモニタの左端からマウスカーソルが出てきて、PC2の操作ができる状態になる。

つまり、1台のPCをデュアルモニタ環境で使用しているような使用感なのに、実際にはマウスカーソルがどっちのモニタ上にあるかによって、キーボードの入力先のPCが切り替わってくれる。

これはもう、私的には画期的な使用感の改善で、これまでのCPU切り替え機でカチカチやってたのがバカバカしくって仕方ない。

この改善と比べれば、ホストPCが動いてない間はもう一方のPCが操作できないことなんて些細なこと。1台のPCしか使わないことがあるなら、そちらをホストPCにすればいいわけだし。

あと、もう一つ面白い機能として、ファイルのドラッグ&ドロップを2台のPC間でできちゃうところ。もちろんコピー&ペーストでも可。

この製品、世のCPU切り替え機のニーズを全部満たせるものかというと、そんなことは全然なくて、むしろかなり特殊なニーズに特化した製品だとは思うが、はまった時はすばらしい。

今のところは特に気になるような点はないが、たまーにファイルをドラッグできなくなるバグがUSBドライバにあるかもしれない。
ただ、この製品のドライバがほんとに悪さしているのか、まだよくわからんので、しばらく様子見。

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