2009年12月23日水曜日

水冷のススメ

Pentium4時代の後期、あまりにもホットなCPUを冷やすため、PCの水冷パーツも非常にホットな盛り上がりを見せていましたが、Core2の発熱の少なさに世間の水冷熱もすっかり冷めてしまったと思っているアナタ!

水冷は爆熱のPrescottを冷やすためだけの物ではありません。今日は水冷の良さを紹介したいと思います。

2009年12月12日土曜日

Colin McRae DiRT 2

ビデオカードのオマケに付いていたDiRT 2が、少し前にやっとリリースされたので遊んでみた。

これまでもビデオカードにゲームがオマケで付いてくる事はありましたが、そういった場合ゲームのCD-ROMが同梱され、すぐに遊べるのが普通だったわけだが、今回はメディアの同梱はなく、代わりにSteamでゲームを無料で入手するためのパスワードが付いていた。
Steam上でのゲーム入手の手続きはすぐに出来ましたが、その時点でDiRT 2がまだリリースされておらず、1ヶ月以上待たされることに...
すぐに遊べなかったのはなんですが、逆にSteamで提供するからこそ、まだ開発が終わっていないゲームをオマケにできるわけで、個人的には大歓迎。

ところでDiRT 2ですが、ジャンルとしてはオフロード主体のカーレースで、色々なタイプの競技に参戦し、賞金を稼いで車をアップグレードしていくという王道の作り、操作感はアーケード寄りな味付けと、よくありそうなまとめ方だが、グラフィックはかなり気合が入っている。
特に、Windows 7とATI HD 5000番台のビデオカードを使用している場合には、DirectX 11にも対応するようなので遊べる日を楽しみにしていた。

実際非常にきれいだが、パフォーマンス的にはベンチマークを試したところ、WUXGA、オールHigh設定、アンチエイリアシング 4xで、平均61.0フレーム/秒、最低51.7フレーム/秒だった。
特にかくついたり引っかかったりすることなく遊べる。
ところでこのゲーム、Game for Windows LIVEで色々管理をしているようだが、手っ取り早く遊びたいということでGame for Windows LIVEにログインしないで始めてしまうと、何もかも初めて扱いになって煩わしい。
初めての種類の競技に参加する時は、それ用のビデオクリップが流れたりするのだが、そのビデオがスキップできないので、毎回見る羽目になる。
他にも、メニューで車を選んだりするときに、最初は説明のナレーションが流れて、なかなか選択できなかったりもするので、素直に最初からGame for Windows LIVEのアカウントを作ったほうがまし。

ゲームを始めると、キャンピングカーの中に自分が立っているような感じで表示され、辺りを見回すと、それがそのままゲームのメニュー選択になる。
そこにレースを開始するメニューもありますし、キャンピングカーの外に出れば自分の車を確認したり、セッティングを変えたりもできる。

最初に参加できるレースは、ロンドンで行われてるダートトラックのレースのみだが、勝つと経験値がもらえて他のレースに参加できるようになる。
また賞金ももらえるので、新しい車を購入することもできるようになる。

そうやって、どんどんコースや車をアンロックしていくわけだが、1位になるとドーンと経験値がもらえてすぐレベルアップ、勝てなくても数回やればレベルアップという感じで複数のレースがアンロックされるので、同じレースを何度もやりこむような作業感がなく、とてもテンポ良く進んでいく。

マニアックにチューニングを詰めていくとか、ストイックにラップライムを縮めていく感じではないが、次々とアンロックされるレースに、どんどん手をつけていくのが非常に贅沢。
伊達に10GBものディスク容量を食ってるわけじゃない?

車の運転はキーボードにも対応しているが、アクセルとかどうすんのよ?って感じ。
このゲームに限った話ではないが、まともにレースするには、最低限アナログ入力のゲームパッドが必要だろう。うちにはXBOX360のコントローラと同型の、Windows向けのものがあるので、それを使用しているが、ハンドルの切り角やアクセルの開度がアナログ入力できるので、キーボードよりはかなりマシ、というかキーボードだけじゃ無理。

車の挙動は、あまり車両の重みを感じさせないというか、慣性とタイヤのグリップの関係に違和感を感じますが、しばらく走っているうちに慣れた。
ただし入力に対して反応がクイックなので緊張感がある。
特にダートを高速で入っているときは、ほんの少しハンドルを切るのもドキドキ。

ただ、失敗しても少しだけ時間を戻す機能があって、ゲームの難易度設定に応じて何度か使えるので、それで切り抜けるのはアリ。全体的に気持ちよく遊べることが重視されていて、レースの合間に流れる曲もカッコよく、気分を盛り上げてくれる。
例のごとくSteamにDemo版が置かれているので、とりあえず試してみましょう。

2009年12月6日日曜日

Machinarium

Machinariumは、Flashで作られたポイントクリックタイプのアドベンチャーゲーム。
元々アドベンチャーが好きじゃないのに、イラストベースの画面ではなおさら食指が動かないところだが、このゲームは絵に独特の雰囲気があって、デモを少しやっただけですっかり惹かれてしまった。

スチームパンクっぽいけど絵本のようでもあって、ロボットしか出てこないのに暖かな色使いと柔らかな線、ついつい次の画面を見たくなって続けてしまう。
また、画面も基本は1枚絵のイラストですが、細かいところに常にかわいらしい動きがあって、なんともほのぼのした雰囲気を醸し出している。

主人公ももちろんロボットで、高い塔からスクラップ置き場のようなところに捨てられてしまうところからゲームはスタートする。
いくつかのパーツが外れて辺りに散らばっているので、それを寄せ集めて動けるようになるのが最初の目的。
パーツを集めて動けるようになると、高い塔に戻っていく。

しかし、戻ってもやすやすとは入れてくれない。 後から来て入っていくロボットを参考に、自分をデコレーションして何とか通れるかと思いきや...
この続きはぜひDemo版でお楽しみいただきましょう(笑

このゲーム、Steamで買えますし、Demo版も置かれていますが、ホームページに行けばFlashなので、そのままDemo版を遊び始められる。
雰囲気がすごく良いので、アドベンチャー嫌いの人も一見の価値あり。

最初はここからスタート
先に入っていくロボットを参考にして...
やっと入れると思ったら...!
なんとか入れたが、まだ地下?
なんかやってる...
色んな所が細かく動いてます
良い雰囲気の街並み

2009年12月2日水曜日

Zeno Clash

最近Steamでは週末だけでなく、平日もMidweek Madnessと称してお買い得な商品を並べていたりするので、ついつい手を出してZeno Clashを購入してしまった。
というのも、このゲームは半年くらい前にDemo版を遊んで、当時買うまでには至らなかったのだが、今日はまた$5.1なんて値段だったりしたもので...

ゲームのジャンルとしてはFPSになると思うが、撃つより殴る方が主体。コンビネーションで殴ったり、ガードしたり、カウンターを狙えたりと、少し格闘ゲーム的な味付けも入っている。

何よりも、敵や周りの風景のデザインが非常に個性的、人間っぽい相手はほとんどおらず、大部分が得体の知れないクリーチャー。
面白いと不思議と気持ち悪いの間を取ったような独特のセンスが、ウリっちゃウリ。

ゲームの内容としては、FPS的に移動していくが、敵が出てくるところで周囲が閉ざされ、リングでの一騎打ちのような状態になる。敵は2~3体くらい出てくるので、うまく立ち回りながら戦って、敵を全員倒すと、また先に進めるようになる。

攻撃の基本は、拳での打撃だが、一応拳銃のようなものや、ライフル、ボウガン、グレネードランチャー的な物もある。ただし、非常に使い勝手が悪く、近づけない敵を攻撃したい時を除いて、打撃で戦う方が有利に進められるバランスになっている。

ただ打撃も、マウスを連打すればいいわけではなく、パンチ毎に振りかぶったり構え直したりといったアクションが入るので、タイミングを見計らって繰り出す必要がある。

パンチには小パンチと大パンチがあり、最初のうちは小パンチ3連打のコンビネーションを繰り出していれば勝てるが、相手がガードするようになってきたら大パンチでガードを崩してから小パンチの連打とか、あるいはガードとスウェーができるので、それらで敵の攻撃をいなしてタイミングを見計らって攻撃するとかいうような工夫が必要になる。
ガードをタイミングよく行うとカウンターになるので、それを狙うのも良し。
敵との距離が離れている場合は、走りこんで肘打ち攻撃もできるが、走るとスタミナが減るので多用はできない。

敵が複数いる場合でも、一人の敵と殴り合いしている間は、他の敵は少し遠巻きに見ている場合が多いので割と何とかなるが、飛び道具を持っている場合は別で、同時に攻撃されてしまう。
リロード中に殴ると武器を落とすので、飛び道具を持っている敵を先に相手することになるが、殴ってる間に別の敵が武器を拾って撃ってこようとするのでターゲットを細かく変えながら相手する感じ。

このゲーム、見方を変えると、格闘ゲームのシナリオモードの合間に、FPS視点の移動シーンがあるようなゲームと言えなくもないが、戦闘時に移動できる範囲は結構広く、敵をエイミングする必要がある点も含め、ちょっと新鮮。
Steamには今でもDemo版があるので、独特のデザインを見るだけでも、ちょっと試す価値あり。
4Gamer.netにもっとよく内容のわかるレビュー記事があるので、それを見るのもよし。

ところで このゲーム、マウスを振ると少し嫌な感覚があって、数時間ぶっ続けで遊んだら軽い3D酔いになってしまった。私自身、3D酔いにはかなり耐性がある方で、例外的にフレームレートが非常に低かったり、画面全体にブラーがかかるような状態は厳しいが、そうでなければ、3D酔いはほとんど経験したことがない。
なのに、なんでだろうと思って、フレームレートをFrapsで確認しても100~200くらい出ているし、試しに垂直同期をとって60フレーム固定、モーションブラーも切った状態で遊んでみたがそれでもダメ。

で、思いついたのは、画面上に見えている視野が、一般的なFPSより狭いこと。
それによって、マウスを振ったときの画面の流れ方が速く、まるで望遠鏡を覗きながら激しい動きをしているように感じてしまったのかなと...
視野角を変更できるなら、もう少し角度を大きくしたいところ。


敵が3人登場
攻撃は己の拳
画面の上に出ている体力ゲージが格ゲーっぽい
この人変わってるわ
いろいろ変わってるわ
一見の価値あり?!