2013年8月27日火曜日

さらば LG 27EA83-D

今日は久々にPCパーツネタ。

そのコストパフォーマンスの高さを気に入り、発売されて間もなく入手した液晶モニタ LG 27EA83。

27インチのWQHDの画面は広々とし、HWキャリブレーターで80cd/m2で調整すると目にも優しく、かなり満足していたが、使い始めてまもなく問題を発見。

OSを再起動したり、スリープから解除した時に、なぜか設定してある輝度より高い状態になってしまうことに気付いた。

あれっと思って、モニタのOSDからカラーモードが何に設定されているかを確認すると、「キャリブレ...」のところにちゃんとチェックが付いていて、キャリブレーターで調整した結果を用いて表示しているように示しているが、画面は明らかに明るいのだ。

そして、「キャリブレ...」のところを改めて選択し直すと、やっと本来の明るさに戻ることが分かった。

試しにOS再起動後の輝度が上がった状態で、その時点の表示状態をキャリブレーションソフトで検証すると、ターゲットの輝度は80cd/m2なのに結果は約110cd/m2で、37%もずれている。

つまり、明るくなった気がするのではなくて、実際に明るくなっているということだ。

ちなみに、OSDから「キャリブレ...」のところを改めて選択し直して、本来の明るさに戻った状態で検証すると、ちゃんと80cd/m2付近の結果になるので、最初からキャリブレーションができていなかったわけではない。

あくまで、OS再起動時等に、妙な設定に勝手に変わってしまうという問題のようだ。

この問題、価格.comのクチコミにも投稿されており、どうやら私の手持ちの個体の問題ではなさそうだが、とりあえずはOS再起動後に明るさがおかしければ、おまじないのように、OSDの操作を数ステップすれば済む。

そのうちUSBドライバなり、モニタのファームウェアやらで問題が修正されるだろうからと静観していたが、半年経って公開されたドライバでも全然直ってない。

仕方なく、購入した販売店に相談したところ、販売店手持ちの個体で確認してくれることになったが、最近入荷した個体でも全く同じ症状が出る始末。

さらには、販売店からLGのサポートに問い合わせたところ、そのような問題の報告は受けてないと回答されたとのこと。

トボケてるのなら不誠実だし、ほんとに知らないのは調査能力が無さすぎるだろう。

改めて振り返ると、この製品はハードウェアの良さとは裏腹に、ソフトウェア面はボロボロであった。

例えば、広い画面を分割して使用するScreen Spritという付属ユーティリティをインストールしていると、全画面表示のゲームが動いたときに、強制的にウインドウ表示に戻そうとする。

このせいでゲームが開始できなかったり、強制終了してしまったりするので、早々にScreen Spritはアンインストールした。

また、キャリブレーションを行うソフトは、タスクトレイにアイコンを表示するが、そこでの文字が文字化けしてたりと、ちゃんと検証しているのか不安になるような出来。

というわけで、どう転んでも先がないので、このモニタにはリタイアしていただき、もっとちゃんとした機種に交換することした。

さらば 27EA83、そして次のモニタいらっしゃい! 何にしようかな~