2010年7月25日日曜日

ルーター機能付き 無線LAN AP

これまで使ってきたSoftBankの携帯を使い始めて2年を経過したのを機にiPhone 4に機種変更したため、突如脚光を浴びることになった無線LAN環境。

我が家では、以前からブロードバンドルーターとしてBUFFALO WHR3-AG54を使っており、無線LAN機能として802.11b/g/aに対応しているので、さっそくiPhoneがつながるように設定をやり直してみるものの、どうも様子がおかしい。無線LANにつながっても、きちんと通信できないことが度々発生してちっとも安定しない。

しばらくはだましだまし使ってたが、通信できない頻度が高い上に、無線LANとしてはつながっている状態のため3Gに勝手に変わることもないので、非常に面倒くさい。
PSPやノートPCでは使えているので、iPohoneと無線LANルーターの相性なんだろうが、802.11nにも対応してないので、この際新しい無線LANルーターを調達することにした。

で、色々調べて、評判がよさそうだったのがコレ


Atermといえば、ずっと前にBR1500Hを使ってたことがあったが、使用感とかはまったく覚えてないので、今回は割とまっさらな気持ちでの使用開始。

で、とりあえずInternetへのアクセスを確保するため既存のルーターは残したまま、WR8700NをLANにつなぐことを考えてみる。
分厚い取説を読む気はサラサラないので、1枚ペラの「つなぎかたガイド」を眺めてみた。

配線の仕方とかは読み飛ばし、有線接続の場合のところを見ると、「らくらくネットスタートで設定しよう」とか書いてある。
そんなわけのわからんもんはいらん! 設定用のWEB画面をみせろってことで、ルーターの初期IPアドレスがなんなのか、しばしペラを眺めてみるものの、ホスト名しか書いてない。。。
これじゃ、既存の機器とIPが重複するかどうかすらわからん。

ため息交じりでググって見ると、初期IPは192.168.0.1と判明、初期のIPアドレスくらい、ペラの最初に書いておけよ。。。

その後も押し付けがましいウィザードとかを避けつつ、何とか一通りの設定を済ませ、まずは無線LANをチェックしてみた。

すると、さすがに何の問題もなく安定してiPhoneから通信できた。速度的には、そばにいるときは大して変わらないが、距離が離れた時の減衰の仕方がぜんぜん違ってて、家の中のどこにいてもかなり高速に通信できるのが頼もしい。

ただ、設定しているときに、気に入らない部分がいくつか目に付いた。

まず、DHCPサーバーだが、これまで特に理由はなく50個分のIPを確保してたので、同じように設定しようとすると、最高32個までだと蹴られる。
確かに32個あれば十分だというのはわかるが、そこを制限する意味がわからない。

また、リリースするアドレスを静的に固定する設定をしようとしたら、なんとIPアドレスとMACアドレスを手入力しないといけないようだ。現在DHCPサーバーがリリースしてるIP/MACアドレスを表示する機能もないみたいで、IPはともかく、MACアドレスをいちいち調べて回らないといけない。
現在リリースしてるアドレスの一覧を表示し、必要なら、それに対して次回のリリース時から割り当てるIPを設定できるようにしておいてほしいところだ。

あと、無線LANの設定がわかりにくい。
設定項目は、2.4GHz帯と5GHz帯で大きく分かれているが、それぞれで、802.11bやgやnといった規格の選択項目がないので、現在どれが使える状態なのかさっぱりわからない。

無線LAN設定項目

「デュアルチャネル機能」を有効にすれば802.11nになるのかなぁ?なんて想像力を働かせても確信にはつながらない。再度ググってみると、暗号化方式にAESを選択しているときには11nが使えるとのことだった。

規格的には正しいんだろうが。。。使いたい通信規格をユーザーに選ばせて、そこで例えばユーザーが11nを選択したなら、暗号化方式はAESしか選べないようにする、というような流れの方がはるかに直感的だと思う。

設定画面はそう度々見るもんでもないので、まぁ良しとしよう。
でも、実際に使い始めて、もっと致命的な制限を発見してしまった。

タブブラウザで、20くらいのサイトをいっぺんに開くと、NATテーブルが溢れるのか、リンクされた画像が表示されなかったり、サイト丸ごと表示されなかったりする。

ルーター側の設定としては、「NAPT設定」としてTCPタイマが可変できるのみ。デフォルトでは3600秒に設定されているのを、設定できる最小値である300秒まで減らしても、特に改善はしない。

そもそも、NATテーブルのエントリが少なすぎるのか、溢れたときにTTLが切れてなくても古いやつから使いまわすようにできてないのか、いずれにせよ状況によってはWebサイトがぜんぜん開かないように見えてしまう。

まぁ、端的に言ってNATルータとしては使い物にならない。同じような使い方をしても、WHR3-AG54はそういったことは起こらなかったので、Atermの設計の問題といえよう。

というわけで、WR8700Nは無線LANアクセスポイントとして使うことに決定。
なんだか非常に無駄な買い物をした気になってしまったが、最新の無線LAN APがこの値段だと思えば、納得できないこともない。。。かなぁ~

2010年7月4日日曜日

垂直同期120Hz

ここ最近、また流行りだしている3D立体視。
nVidiaが3D Visionを昨年頭に打ち出してから、映画やテレビでの追い風もあるのか、今ではPCショップでも当たり前のように展示してある。

PCゲーム好きとしては気になる存在ではあるものの、実際に店頭でメガネをつけて見てみると、いつもガッカリ。
と言うのも、画面は暗くてチラチラしてるし、さらにはキャラ等の動きはカクカクだったりもするから。

この辺は恐らく、モニタやメガネがもっと明るくなるとか、応答性が良くなれば解決するんだろう。
また、動きがカクカクしてるのは、そもそもデモを動かしてるPCのスペックがショボイだけだと思われるので、せっかくならキッチリ120FPS出るハードとゲームを店頭には用意して欲しいところだ。

ここまでは言わばハード側のローレベルな問題だが、もっとハイレベルな問題として、個々の物体の立体感がないこと。
例えば、画面上に2人の人型キャラクタが近距離・遠距離で立っているとすると、それを立体視した場合、それぞれのキャラの距離感には差がつくが、キャラ自体に立体感がない。
まるで人の絵が書かれた薄っぺらいパネルが、遠くと近くに置かれてる様な感じ。
立体視によって、空間自体には奥行きが感じられるようになるのに、肝心のオブジェクトがパネルみたいだから、違和感が甚だしい。

こちらは、立体視を最初から意識してゲームをデザインをすれば解決するのかもしれないが、少なくとも今店頭で見られるデモはそうなってないし、先述のもっとローレベルな問題も相まって、結局「まだまだだなぁ」と思ってしまう。

そんなこんなで、多少興味はあっても欲しいとは思わない、そういう類のアイテムだった。。。この記事を読むまでは!

4Gamer.net
CRT時代を思い出すヌルヌル感! 120Hz駆動の液晶ディスプレイは「買い」だ

要するに、立体視するために上げたモニタのリフレッシュレートは、普通にこれまで通りの使い方をする上でも、ものすごく良いよという話し。
そういう発想はなかったので、記事を読んだとき個人的にかなり興味を惹かれた。
そして、どうしても実機で確認してみたくなって、PCショップへ足を運んでみた。

120Hz対応モニタは、店頭ではほぼ例外なく3D Visionのデモがされていて、通常の表示での滑らかさをアピールするような展示は一切なかった。
ただ、マウスポインタの動きの滑らかさだけは分かった。
幸い? な事に、我が家の2nd PCのモニタは、値段の安さだけが取り柄だったTNパネルのLCD。
他のLCDはVAあるいはIPSパネルで、悪い点ばかりが目に付く機種だったので、入れ替えちまえって事に。。。



名目上は2nd PCのモニタの入れ替えだったはずが、後述の理由で現在メインPC用のモニタとして使用中。
実際に家で使ってみた感想は。。。

良い点
  • リフレッシュレート120Hzは確かに滑らか、逆にこれを一度知ってしまうと後戻りできない。
    60HzのLCDの表示は、まるで魔法が解けたかのように酷く見える(笑)

悪い点
  • 視野角が狭い
    所詮はTNということで視野角が狭く、特に下から見上げる方向は使い物にならない。
  • 色の純度が低い
    液晶パネルのカラーフィルタが、明るさ重視なのかコストの影響なのかわからないが、どの色といわず色が淡いし、なんとなく薄汚い。
    ノートPCのLCDみたいな残念な色。
  • 操作性が悪い
    タッチパネルのせいで、入力が受け付けられたかどうかが分からないのに加えて、反応が鈍い。
  • 電源のインジケータが青色LEDでまぶしい
    個人的に青色LEDの発光は苦手なので、まぶしく感じる。
    一応OSDで消灯する設定があるにも関わらず、画面モードの切り替わり時になぜか点灯し始めたり、PCをスリープにすると点滅しだしたりと支離滅裂。
  • 解像度が低い
    これまでのメインモニタはWUXGAの24インチだったので、そこからの置き換えだと、かなり縦のドット数が減って、Windows画面では狭苦しい。
  • スタンドが安っぽい
    少しだけティルトはできるものの、高さ調整やスイーベル機能はない。

というわけで、普通に考えれば置き換えなんて有り得ない、間違いなく買って失敗した系のポジションになるところながら。。。120Hzの威力がすご過ぎる。
もはや、リフレッシュレートが60Hzでは、色が良いとか、解像度が高いとか言う前に論外だと言い切れてしまうほど。
きっと将来、PCゲーマーにとって、60Hzの液晶は暗黒時代だった言われるに違いない!(笑

店頭で3D Visionのデモを見かけたら、ぜひメガネなしでご確認あれ。
確認できる部分はマウスカーソルくらいしかないかもしれないが。。。

2010年7月1日木曜日

再び電圧不足?

最近またハードウェアが原因っぽいブルースクリーンがちょくちょく起こりだしたので、もうCatalyst 10.6を疑ったりはせず、CPUコアの電圧アップを実行、1.2625Vから1.275Vへ。
そしたら、やっぱりピタっとBSODは起こらなくなった。
上げ幅が微小だったせいか、アイドル時の消費電力は145wのままで変わらず。

オーバークロックで、いったんクロックと電圧のバランスを取った後というのは、よほど冷却性能が落ちたりしない限り、そのバランスが崩れるような経験は今までなかったのだが、今回は時間が経つほど、徐々に必要な電圧が上がる = オーバークロック耐性が下がっているのが気になるところ。

夏とはいえ、PCを使うときはエアコンも動かしているので、環境温度もそんなに変わってないはず。
実際、Core TempでCPUの温度を見ても、アイドル時で38度程度で以前と変わってない。

このまま耐性がどんどん下がるようだとツマラないなぁ。。。