2012年5月14日月曜日

Frame Rate Target

Geforce GTX680は、それ自体がGTX580等と比べて省電力だが、もう一つ面白い機能が付いている。
Frame Rate Targetというらしいが、内容としては設定したFPS以上にならないように性能を抑えてくれる機能。

少し古いゲームだと、モニタのリフレシュレートを遥かに超えるFPSが出たりするが、度を越したFPSは単に電気のムダなので、普通ならVSyncを有効にして120FPSに止めるようにする。
ただし、ゲームによってはVSyncを有効に出来なかったり、有効にすると決め打ちで60FPSになったりするタイトルもある。

例えばDead Space 2は、VSyncオフだと380~400FPS出て、消費電力は298w。
これはもったいないということで、ゲーム内の設定でVSyncをオンにすると30FPS固定になってしまう。
Frame Rate Targetで120FPSをTargetに設定すると、だいたい120FPSくらいに調整され、消費電力は184wとなる。

ゲームのスムースな動作のために出来るだけ性能のヘッドルームを確保しておきたいが、いつも最大限の性能が必要なわけではなく、余剰分を省電力に回せるのは有難い。

2012年5月10日木曜日

Core i7 3770K編 スリープから勝手に復帰

4.9GHz設定でしばらく使ってみたが、特に不安定な様子もみせず、すこぶる快調。
ただし、またもやスリープ関連で問題が...

以前の構成でスリープからの復帰ができないなんてことがあったが、今回は勝手にスリープから復帰してしまう。
イベントログを見ると、以下のようなネットワークアダプタが原因のような記述があった。
スリープ解除の原因: デバイス -Intel(R) 82579V Gigabit Network Connection

そこで、デバイスマネージャーから設定できる部分を色々変更しつつ様子をみたところ、原因箇所はコレ。

Wake on Pattern Matchという設定がデフォルトではオンになっているが、この状態だと、うちの環境だけかも知れないが勝手にスリープから復帰してしまうようだ。

上図の通りオフにすると、勝手な復帰はなくなり、電源ボタンを押すなどした場合にのみ正常に復帰するようになった。

まずは一安心。

2012年5月3日木曜日

Core i7 3770K編 Ivy Bridge 発売

4月29日に発売されたIntelの新CPU 通称Ivy Bridge。
今回も深夜販売に参加し、3770Kをゲットしてきた。

また、マザボ、メモリ、SSD、ビデオカードも新しくし、1年3カ月ぶりに中身をゴロッと入れ替えたので、例のごとく、オーバークロックにチャレンジしてみたい。



まずは、機器構成。

CPU: Intel Core i7 3770K
M/B: Asus P8Z77-V
Memory: Patriot PSD38G1600KH
VGA: nVidia GeForce GTX 680 OCモデル
SSD: OCZ Vertex 4 128GB
HDD: WD WD30EZRX
DVD: Pioneer DVR-S16J
電源: Seasonic M12D SS-750EM
ケース: Antec P183

今回のマザボにはIntel製のGbEが載っていたので、これまで別途追加していたIntel製NICは廃止。

また、最近の使用状況からBluetoothも使用せず。
CPUのみ水冷し、ラジエターは12cmファンを3発、ごくゆっくりの回して使用。


デフォルト設定での性能比較

  • クロック(アイドル時消費電力)
    • i7 2600K: 3.4GHz (107w)
    • i7 3770K: 3.5GHz (79w)
  • SuperPI (消費電力)
    • i7 2600K: 10.527s (130w)
    • i7 3770K: 9.793s (98w)
  • Tripcode Explorer (消費電力)
    • i7 2600K: 14.02Mtrips/s (174w)
    • i7 3770K: 15.65MTrips/s (130w)
Core i7-920から2600Kに変わった時も驚いたが、今回も性能は上げつつ、省電力はさらに進化していてアッパレ。


オーバークロック状態での性能差

CPU電圧と動作周波数の関係を半日程テストしたが、残念ながら今回の石は5GHzでの動作は難しく、1.42v 4.9GHzくらいが常用の限界っぽい様子。
色んな状況で使って、安定してないことがわかったら、さらにクロックを落とすことになるが、まずは4.9GHzでしばらく使用してみる。
  • クロック(アイドル時消費電力)
    • i7 2600K: 5.0GHz (113w)
    • i7 3770K: 4.9GHz (90w)
  • SuperPI (消費電力)
    • i7 2600K: 7.533s (151w)
    • i7 3770K: 7.444s (130w)
  • Tripcode Explorer (消費電力)
    • i7 2600K: 20.13Mtrips/s (252w)
    • i7 3770K: 20.95MTrips/s (226w)
クロックは少し低いながらも、僅差で2600Kを上回っているのは、メモリ帯域やIPCの向上のおかげ?
消費電力は確実に少なく、アイドリング時90wというのは、少し前のPS3やXBOX360程度かも。



ビデオカード込みの性能差

今回、ビデオカードも交換していて、こちらもGTX580からの省電力化が著しいようなので、実際のゲーム(Skyrimのプレイ中の画面)で比較してみた。



旧構成(GTX580)のPCでは、114FPS で363wの消費電力であった。


新構成(GTX680)では、VSyncで120FPS止まりになってしまうので、ビデオドライバ側の設定でVSyncを強制的に切ってから試すと、170FPSの306w。 全体として60wの削減。


120FPS以上は無駄なので、VSyncを効くように設定を戻すと、120FPSで262w。 全体として100w少々の削減。 さすがに3割以上フレームレートを抑えると、省電力効果が高い。


結果

以前からオーバークロックする時の優先順位は、 安定性が第一で、次に性能と効率のバランスを目指してきたが、今回の構成はCPU・ビデオカード共に効率が上がっているので有難い。
しばらく安定性を気にしつつ、この設定で使い続けてみる予定。

2012年2月19日日曜日

Core i7-2600K編 5GHzに復帰

久々にAsusのサイトを見てみると、ずいぶんとEFIのバージョンが進んでいたので、最新の2103に入れ替えてみた。
すると、これまでは4.8GHzを超えるクロックに設定するとスリープから復帰できなったのが、問題なく復帰できるようになっていた。

これ幸いと、早速常用できるように設定を詰めてみたが、前に安定した設定ではダメなようだ。
以前はCPUコアを1.4vにすれば安定していたのに、いまだと1.43vまで上げないと安定しない。

EFIのバージョンが上がったせいなのか、はたまた時間が経ってオーバークロック耐性が落ちたのかは謎だが、ともかく5GHzで常用できるのは嬉しい。

しばらくこのまま使ってみよう。