2010年6月27日日曜日

Games for Windows Live

久々にSteamでゲームを購入、2K GamesのBioshock 2。
最初のBioshockもSteamで購入して遊んだが、非常に面白かったので、2も気になっていた。
セールで半額になっているというのを見て、とりあえずゲット。
ゲーム本編については、まだほとんど遊べてないので後日書くとして、今触れたいのは遊び始めるまでの話し。

Steamで購入したBioshock 2は、まずSecuROMによるプロテクトがかかっているらしく、Steamから発行されるCDキーの入力が必要となるが、これは個人的には特に問題なかった。
ただ、CDキーを1回入力するだけのことだから。

問題は、その後のMicrosoft Games for Windows Live。
ゲームが開始してから、Games for Windows Liveのサインイン画面になり、アカウントとパスワードを入力後に、再度CDキーの入力が促されるが、入力するとやれGames for Windowsのアップデートだとか言って、一旦ゲームを終了して続きをやれと言われる。
仕方ないので、一旦ゲームを終了してから、Games for Windows Liveの処理を継続した。

処理が終わったので、再度Steamからゲームを起動、Games for Windows Liveのサインインが終わるとまたアップデートが必要だと言われ、さっきと同様にゲームを終了してから続きをやれと言われる事、計3回。
これからゲームを遊ぶぞっという気持ちが一気に失せた。

まったくもって、面倒、そして腹立たしい。

そもそも、ゲームを終了しないとアップデートができないなんて話しは、プログラマ的に妥当であっても、一般の人、特にこれからゲームを楽しもうと思ってる人には納得できないだろう。
私は、ゲームを遊びたいからゲームを起動したのであり、Games for Windows Liveを使いたかったわけではないし、それが新しかろうが古かろうが知ったことではない。
古いことが都合悪いのであれば、ゲームで遊ぼうとしている人の邪魔にならない形でひっそりアップデートすればいいのだ。

マイクロソフトの社員はプログラマばっかりで、一般の人はいないんだろうか。
少なくとも、Games for Windows Liveのプログラム的な動作は検証されてても、ゲームを楽しめるかという視点で良し悪しを見れている人がいるとは思えない。

一通りのアップデートが終わると、その後はGames for Windows Liveのサインイン処理だけがゲーム起動時に行われるようになる。
これは一応、自動サインインの設定をしておけば勝手に進んでくれる。
しかし、このサインイン処理も時として待たされることがある。
なにより、せっかくゲームのタイトルが表示されている時に、オーバーレイで無粋なサインイン画面を見さされるのが不愉快。


まったくもって、お呼びでない、そして邪魔。

たぶん、ここも、サインインするなら途中経過を、できたなら完了した事をユーザーに知らせなる必要があるとかプログラマ的に考えたに違いない。
しかし、Games for Windows Liveなんて、単なる必要悪、ゲームをセーブするために、仕方なく動かしてるに過ぎない。
そんなものはバックグランドで黙って静かに準備しておけばいいのだ。

ゲームのタイトル表示は、ゲームの世界に没入するための大切な導入部分だと思うが、それを、オーバーレイで汚すことはゲームの作品性を軽視しているとしか思えない。
たとえプログラマがセオリーに沿ってそのような作りにしてしまったとしても、幾度となく機会があったであろうGames for Windows Liveの検証時に、だれもNGを出さないとはどういう事だろう。
本当にマイクロソフトにはPCでゲームを楽しんでいる人はいるんだろうか。
仕事として、単にフレームワークを開発をしているだけの人ばっかりのような気がしてならない。

聞くところによると、SecuROMのプロテクトにインストール回数の制限はないのに、Games for Windows Liveでのゲームのアクティベーションは15回しかできず、その制限に達するとMicrosoftに連絡して解除してもらわないといけないらしい。

マイクロソフトは社内リソースが有り余っているんだろうか。
そうだから「連絡してもらえばいい」と思ったのかもしれないが、ユーザーにとって、そういう問い合わせをすることは「面倒くさい」のだ。
OSのアクティベーションで少し慣らされたが、ゲームの世界で、そこまでしないといけないものが他にどこにあるんだろう。
そもそも、PC15台ではなく、回数で15回と制限する意味がわからない。

まったくもって、余計なお世話、そして意味不明。

こんな状況を分かっていたにも関わらず、Games for Windows Liveを採用した2K Gamesにも、この時点でがっかりだが、まぁ仕方ない。
せっかくなので、ゲームの内容で評価したいと思う。

2010年6月26日土曜日

iSCSIブートに挑戦

その後、TS-459Proは非常に調子よく動作しており、安定感も抜群。
これなら行けるかもしれないと思い始めたので、iSCSIブートを試すため、NICを1枚入手した。 モノはこちら。



このNIC、INTEL製にしては安価、しかもファームウェアを書き換えることでiSCSIからのブートアップも出来るらしいので注文してみた。

入手後、まずは普通のNICとして試してみたが、既存のINTEL EXPI9300PTと比較して、通信程度はほとんど変化なし。
消費電力は若干低そうだが、ワットチェッカーの数字を見てる範囲だと差は1wに満たない程度。

普通に使う分にはトピックはなかったので、INTELのサイトからiSCSIブート用のファームをダウンロードして書き換えたら、PC起動時のPOSTの時に、NICの設定画面に入れるようになった。
その中でiSCSIブート用のボリュームを設定しておくと、ネットワークの先にあるiSCSIボリュームからのブートアップができるようになる。

OSのインストールもWindows 7なら簡単、Windows 7のインストールメディアからブートした時点で、既にiSCSIボリュームがローカルHDDと同じように見えている。
特に追加のディスクドライバをFDから読み込ませたりする必要もなく、HDDと同様に見えるiSCSIボリュームをOSのインストール先に指定すれば、いつもと同じ流れでインストールが進行。
OSのインストール完了後に、iSCSI イニシエーターの設定を確認すると、NICの設定画面で設定した内容が、OS上でも予め設定されていた。

HDDなしでOSが起動してくることにちょっと感動しつつ、OSインストール後の設定始めたが、まずデータ領域として別のiSCSIボリュームをDドライブに割り当てた。で、色んなアプリをインストールするためTS-459ProのCIFSボリュームにアクセスしようとしたところでトラブル発生。
TS-459Pro以外のWindows共有フォルダにはアクセスできるのに、TS-459ProのNAS領域にはどうしてもアクセスできないのだ。

別のPCからは普通にアクセスできるので、どうやらiSCSIブートしている場合特有の問題っぽい。
あと、以前にCrystalDiskBenchmarkで調べた時の転送速度を考えると、若干腑に落ちないつっかかりを感じることがあったので、改めて同ベンチで確認したところ、リードは正常なのにライトは1MB/sくらいしか出ていない。

どっちも、使い続けるには致命的な問題なので、なんとか改善できないかと色々試してみた。
例えば、NAS側の設定として、アクセス制御なしから、ユーザーアカウント作ってアクセス制御で明示的に許可してみたり、PC側の設定としてNICの設定を少し変えたり、INTELのドライバを入れてみたり...しかし改善なし。

この状態ではやはり使えないので、HDDからブートする設定に戻してしまった。
うまく行けば、HDDを外してしまえると思っていたのに残念。
現状、NICのファームが悪いのか、Windowsが起動してからのドライバが悪いのか、あるいはTS-459Pro側の問題なのかさっぱりだが、ブートアップ用のiSCSIボリュームはそのまま置いてあるので、もう一度試すのはすぐできるので、何か状況が変わればまた試してみようと思う。

2010年6月17日木曜日

ローカルHDD撤去

iSCSIストレージが使えるようになったことで、ローカルディスクを着々とiSCSIボリュームに置き換え中だが、まずはSSDとHDDを併用してたメインPCでHDDがいらなくなった。
OSの入ったCドライブはSSD、Dドライブ以降はiSCSIボリュームとCIFSボリュームの組み合わせで、これまでと同じ環境を再現。
iSCSIボリュームは、HDDからの置き換えでも特に遅さを感じさせず、動作も安定しているので、HDDはもう撤去した。

元々ちょっと音の大きなHDDだったのだが、取り外したら、いよいよほんとーに静かになって、もう次に気になる騒音源はコレ、とはすぐに判断できないレベル。たぶん、この静音化のさらに先は、静音性の高いケースに変えるとか、そういう方向性になりそう。

またPCの消費電力も7wほど下がってアイドル時で145wになった。電源効率から考えると、HDDは5w強くらいの消費電力だった様子。省電力でまだできそうなのは、普段はほとんど使わない光学ドライブを外して、必要な時だけUSB接続にするくらいか。

とりあえず、メインPCの静音化と省電力でiSCSIを使いたかった理由の半分くらいは満たされた気分。こんな感じで他のPCもHDDをなくせれば、NASの消費電力分くらいは相殺できるかもしれない。

2010年6月15日火曜日

QNAP TS-459Pro 導入

Thecusに愛想を尽かし、別のメーカーのNASを探し始めたものの、必要な機能があって入手性が良く、値段も手頃となると、それほど選択肢はなくて、結局選んだのはコレ。

QNAPには、HDDが3基入るタイプはなく、2基の上は4基。またHDD4基のタイプにも機種がいくつかあり、搭載されるCPU等で差別化されている。その中のどれにするかを考える時、思い出されたのがN0503が動き。

N0503で気になったのは、1台のPCからガリガリ書き込んでいると、他のPCからの書き込みをほとんど受け付けなくなっていた事。2台のPCから同時に書き込んで、速さが半減しても問題とは思わないが、2台目のPCはタイムアウトを起こすほど書き込みデータを受け付けてもらえないのは問題。もしかしたら単にファームの出来が悪いだけなのかもしれないが、CPU使用率も1台のPCから書き込んでいる時点で100%になってたりしたので、Atom搭載ぐらいの謳い文句では、もはや何も期待できない気分だった。

そんなわけで、やはりパフォーマンスの良い機種にしたいところだが、値段を調べてみると上位機種のTS-459Proと、一つ下のTS-439ProIIとで実売価格がほとんど変わらなかった。それだったら上位機種を選ばない理由はないということで、TS-459Proに決定。

機種が決まってしまえば、後はあっという間。NAS本体の入れ替えと同時にHDDももう1台用意し、2TB x 4台を装着。RAID5でボリュームを作成して、色々試してみた。

まず、今回のアップグレードの最大の目的であったiSCSIによるアクセスは、複数のPCから同時にアクセスしても全く問題なし。4台のPCから平行して、既存のローカルディスクのデータを別々のiSCSIボリュームに書き込んでも岩のように安定。個々のPCからの書き込み速度は相応に低下するが、タイムアウトするようなことはない。また、そんなストレステスト状態でも、管理用のWEBは少しもたつく程度で普通に使える。N0503がCPU使用率100%状態だと、管理用のWEBがほとんど反応しなかったのとは大違い。

ちなみに1台のPCからのiSCSIによる読み書きを計測したのが右図。同じAtomとはいえ、N0503はN270、TS-459ProはD510なので、結構違う。

動作が非常に安定してるので、PCのローカルディスクのデータは、起動ドライブを除いてiSCSIボリュームに移動、シンプロビジョニングのおかげでDドライブは2TBもあるように見えている。また既存のNASに入れていたデータも、Sambaのボリュームを作ってTS-459Proに移動した。

N0503はSambaで共有するボリュームを作った後、その残りをiSCSI領域として確保する手順だったが、TS-459Proでは特にそういった順序の制限はない。iSCSIのボリュームをシンプロビジョニングで確保する場合は、ボリュームの実サイズを指定する必要もないので、RAIDボリューム全体を有効に使える。

全体的に非常に安定しているTS-459Proだが、一箇所だけ不安定だったのは、ポート・トランキングを試した時。いくつか選べる方式の中で、スイッチ側に特別な対応の要らないやつを選んで試したものの、安定して動作しなかった。

それ以外では、今のところ安定性、パフォーマンス、使い勝手において非常に良好、UIもよく出来ている

もう少し様子をみてイケそうなら、iSCSIブートを試してみたい。

2010年6月6日日曜日

さらば N0503 ComboNAS

その後、色々と設定を変えてはファイルをコピーしてみたり、速さを測ったり等々、色々お試し中なN0503だったのだが、iSCSIで複数のPCから読み書きしたりすると、あっさりとお亡くなりになる症状が頻発。

具体的には、ファイルの書き込みや読み込みをiSCSI経由でヘビーに行うと、突然反応しなくなり、Pingの応答すらしなくなる。
この時、N0503本体側のディスクランプはどれも明滅しておらず、管理コンソールにも当然アクセスできない。
本体の電源ボタンを押すと、表示窓にはシャットダウンするかどうかの確認メッセージが表示されるが、そこでシャットダウンするためのボタンを押しても反応なし。
結局、電源ボタン長押しでの強制シャットダウンをするしかないので、それをやると、1/3くらいの確率でRAIDボリュームが壊れ、20時間以上を要するリビルドが開始されてしまう。

仮にリビルドにならなくても、ちょっと負荷をかけただけで5分もしないうちにハング状態になって、応答なし、強制シャットダウンの繰り返し。
ファームを最新にしてみたり、iSCSIボリュームを冗長性なしのシングルドライブ構成にしてみたり、フォーマット形式やiSCSIのブロックサイズを変更したりと、試せるところは色々やってみたが、結局は負荷が高まるとダメ。

とにかく、iSCSIストレージとしては、全く使い物にならない。
これ以上、こんな製品につきあってられないので、さっさと別のメーカーの製品を探すことにする。
N3200と違って、短いつきあいになってしまった。

さらば Thecus、もう会うことは...ないなー

2010年6月2日水曜日

Thecus N0503 ComboNAS 導入

重要なファイルはPCのローカルHDDではなく、NASに置くようになってずいぶんになる。
どのPCからでもアクセスできる便利さを、どのように活かすか、色々試行錯誤してきたが、最近思うのは単なるNASではなくiSCSIのストレージとしても使える機種であれば、さらに色んなことが試せそう、ということで少し前から物色していた。

これまで使ってきたNASはThecus N3200で、購入した当時は値段の割にパフォーマンスが良く、また安定性も高くて、非常に満足度が高かった。
その後継機は既に2世代変わっているが、現在発売されているThecus N0503はiSCSIに対応済み。
サイズ的には現在使っているN3200と同じで置き換えに困らないし、CPUはIntel Atom搭載ということでパフォーマンスもかなり向上している様子。
きっとiSCSIでの速さにも期待ができるはず、というわけで導入!


HDDは、667GBプラッタになった新製品、WD20EARS-00MVWB0を3台取り付け、RAID5でボリュームを作成した。
まずはNASとしてアクセスしてみたところ、コンスタントに30~40MB/s程度の読み書きスピードを発揮。
1GBも搭載されたメモリがキャッシュとして効いているのか、テストファイルのサイズによっては60MB/sオーバーの値が出ることもある。

しかし、今回期待しているのは純然たるパフォーマンスではなくiSCSI。
iSCSIボリュームも作成し、Windows 7マシンからiSCSIイニシエーター使って接続してみると、こちらの方がキャッシュが効きやすいのか、さらに高速な感じ。
既存のローカルディスクの内容をコピーし、置き換えで使ってみても、結構いけそう。

ストレージとしての設定には、RAIDレベルを始め、フォーマット形式、ブロックサイズなどパフォーマンスに影響のありそうな設定項目がたくさんあるので、しばらくはその辺りを色々いじりながら様子見しつつ、iSCSIストレージとして試用しつつな感じでいく予定。