2009年11月26日木曜日

Osmos

ふとSteamを開くと、一日だけセール! の文字が踊っていた。
5日早いクリスマスセール とも書かれており、セール対象を確認すると6本のゲームが対象になっていて、中には80%オフの$2というのもある。

内容よりも、その値段に興味を引かれ、ゲームのスクリーンショットを見たが、これがまたさっぱりわからない、それに地味。
まぁ$2だし、こんなもん? ページを閉じそうになったが、ふと公式デモの文字に目に入ったので一応試してみた。

ゲームはリアルタイムで動くものだが、見た目はシンプルで、浮遊感のある動き、BGMがまたニューエイジっぽいやつで、油断していると眠くなる...
ところが、なんとなく続けてしまう魅力があるので、結局購入。

ゲームの内容はというと、自分は画面の中心にある水色の丸いやつ。
そして周囲にも同じような大小の丸があり、自分より小さな丸(紫)に触れると、それを取り込んで自分が大きくなる。
自分より大きな丸(赤)に触れてしまうと、自分が取り込まれて小さくなり、完全に消えてしまうとゲームオーバー。


ところで、自分の丸は動くことができるが、そのためには自分の一部を欠片として発射し、その反動で動くというものなので、まさに身を削っての移動。
一度動き始めると、慣性でずっと動いたままになるので、止まる時も欠片発射。下手に動くと大量に自分の質量を失ってしまうので、取り込める相手も取り込めなくなる。

ゲームとしては1面1面クリアするタイプで、ぞれぞれの面にクリア条件が設定されている。例えば、他の丸をたくさん取り込んで、自分を指定以上のサイズまで大きくすることであったり、一番大きくすることであったりだが、要はでかくなれば勝ち。

加減速を繰り返すほど、自分自身が消費されて小さくなってしまうので、できるだけ消費を少なくするには、目標に向かって少し加速したら後は慣性移動で到達するのを待つことになる。
ここで例のBGM効果とあいまって眠くなったわけですが、ただそれも最初だけ。
最初の面こそ自分以外の丸は静止しているのでノンビリできるが、面をクリアしていくと、他の丸も最初から結構な勢いで動いてる状態になる。
元々マップの広さは有限で、端まで行くと壁に跳ね返ったように戻ってくるため、ボヤボヤしてると他の丸同士が勝手にくっつきあってどんどんでかくなる。
他の丸が、どれも自分より大きい状態になってしまうと、手詰まりになるので、それなりに迅速に行動しないといけないわけだが、加速を繰り返せば繰り返す程、自分自身を消費してしまうので、最小限の加速で済むように移動方向の向きをあまり変えないような動線を考えて動くことになる。
この辺りはパズルゲーム的と言えるが、自分より大きな丸がいきなり迫ってきた時は、避けないと取り込まれてお終いなので、アクションゲームばりに思い切って加速して避けることも必要。
面がさらに進むと、慣性で移動しているだけでなくて、自分の意思で動くバクテリアみたいなのが出てきます。
こいつは、意思のない普通の丸を取り込んで大きくなるだけでなく、こちらに対しても自分の方が小さい時は逃げるし、大きい時は近寄ってくるので、よりアクションゲームっぽくなる。

なかなか説明の難しいゲームだが、なんとなく30分、1時間と遊び続けてしまう味わい深いもの。Steamにデモ版があり、ファイルサイズが非常に小さいため、ダウンロードもすぐなので、気軽に試してみるといいだろう。

ほぼ勝ち状態
一騎打ち
別種
さらに別種、かつ大量発生
?!
ここからスタート、でも勝てる

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